日刊トップテン!VOCALOID&somethingブログ

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巨乳とボカロと機械音

                             
と言うタイトルではありますが。

数年前ならともかく、今「ボカロは機械音」なんて声を
聞くことは、少なくとも私の周囲では非常に珍しいです。

各データベースやエンジンそのものの発達、
調整技術や環境の発達や広まり、重要性の認識など
様々な面でボカロを取り巻く環境は進化してきました。

まるで人間のようだ!という作品は珍しいとしても、
きちんと聞き取れ、(ボカロに慣れているのもありますが)
聴いていて違和感のない歌唱も珍しくなくなっています。

そんな「機械音」を乗り越えた次に焦点になるのは
声が固定化すること、なのかなーと思ってます。

                             

私の場合、ボカロの作品をある程度の数、耳にした段階で、
自分の中で声と絵が一致する瞬間があります。
全部ではないけどたいていのボカロはそうです。
(結月ゆかりに限ってはボイスロイドでデフォルメされてます)
どなたかは忘れたけど「声がデフォルメされる」
というような表現があって、とてもしっくりきました。

                             

デフォルメされるとどうなるのかと言うと、
「同じボーカルの歌が大量に流れてくる」という体験をします。
特定のアーティストのファンであれば、同じボーカルの歌を
ずっと聞いていても当たり前なんですが、
ボカロは少なくともニコニコでは流行りものなので、
普通にニコ動サーフィンしてるだけでも、
同じボーカルの歌を次々聴くことになるケースもあります。

本当に同一ボーカルの、例えばミクばかり、GUMIばかりの
曲を聴いてるわけではなくても、中には声の癖が似ている
データベースを聴き続けることでと言うこともあります。

知ってる声、慣れてる声というのは、とっつきやすい面、
安心する面、自分内一次予選を不戦勝で通過する面が
あったりするんですが、どこかで容量を超えることも
あるのかなーとは思います。
(私の中では、ルカさんは幅広い声色が実際に
使われているからか、あまりそういう意識はしませんけどね…)

                             

とはいうものの、実際はずーっとボカロばかりを
聴いているわけではありません。
ラジオっ子と言うこともありますし、忙しい時は忙しいしで
自分の中では容量を超える日はまず来ないとは思うんですけど
率直に言って世間にはまだ「ミクばかり」とか
「GUMIばかり」とか「渡る世間は鬼ばかり」とか
そういうのがきつい人もいるのかなーとは思います。

ボカロに興味の薄い人への布教は気をつけなきゃと思う面もあり
また、自分自身いろんな声に親しみたいなと思います。