エレうた！は先ほどの放送が月イチ定期放送としての最終回でした。
定期放送が終わって今後は特集放送になるというのは
前から告知がありましたが、次回は5月6日の19時20分から21時55分まで。
間にニュースや交通情報を20分～30分挟むとしても、たっぷり2時間確定です。
定期放送よりもこっちの方がイベントとしていいと思うんですよね。
実際、公開録音も行われるそうですし。
この話は2月にやってるので今回はラジオリスナー寄りの雑感。
・再放送をしてほしい
気持ちはわかるけど、NHKって最近ただでさえ再放送枠が多くて不満。
しかも結構面白かった番組を削って再放送枠にしてるからなおさら。
できるだけ再放送は勘弁してほしい。
それよりはラジオ深夜便のコーナーのようなポッドキャストを検討してほしい。
・桃井さんと小倉さん
この組み合わせだとどうしても桃井さんが小倉さんをフォローする形になる。
そこへきてゲストまで来ると、桃井さんはリスナーの相手をして
いられなくなるように感じる。
でもNHKの定期枠で、ここまでリスナーを相手できない番組は他にないよ。
ボカロファンはそれでもいい、眺めてるだけでも楽しいんだろうけど
前の時間から来てるリスナーはついてこれないと思うよ。
もしそういう人はいらない、ボカロファンしか聴かないと
そういう番組がやりたいのであれば定期枠でやること自体どうかと思います。
・ツィッターを見る限り
エレうた！はそこだけ聴くリスナーが非常に多そう。
前枠は正直しょうがないけど、後枠に行くリスナーが少ないのは…
後枠はAKBメンバーを週替わりで起用したり、ニコニコアーティスト出身の歌手を
ゲストに呼んだり、ネットの若者を意識している。
当然エレうた！もそうでしょうけど、ネットの若者という、比較的
ピンポイントなところが分断されるのでは編成を変えると言われても仕方ない。
単に番組内容だけでなく、「ハッシュタグでつながる」ことが
「ハッシュタグの外に出なくなる」という弊害にもつながっているのかもしれない。
そして特にNHKラジオ第一は災害対応などもあって
他のラジオ局以上につけっぱの流し聴きも想定されているはず。
どんなに短くても「２時間つけっぱの流し聴き」に
堪えられるようでないと厳しいと思う。
そうなってるようには見えないので、まあ、避けられないかと。
・NHKへの評価
リスナーは本当にエレうた！に関してNHKをどう評価してきたのか？
良くも悪くも「全国放送で名前が知れてる媒体がボカロ番組をやってくれる」
と言うことしか評価してないのでは？
紅白にミクを出す出さないで盛り上がった時も「名前が欲しいだけじゃないの」
と感じていたけど。中身に対しての評価もあまりない。
ファミマにしたってそうだけど、客がボカロ関連の部分しか
関心を示さないのであれば、遠からず割り切った対応が返って来ると思う。
「ボカロ使ってればいい」ってのが２年も３年も続くわけがないんだ。
・気になったこと
＞若い人が「ネットだけあれば、テレビもラジオもいらない」ってやってると、
＞作り手側も「じゃあ視聴してくれるお年寄り向けの番組を作るよー」
＞てことになるので、もっとリアクションした方がいいよ。ってことらしい
「エレうただけあれば、ＮＨＫラジオ第一はいらない」ってなってるから
「じゃあ少なくとも６時間は視聴してくれる人たち向けの番組作るよー」
ってなるんですよ。
（６時間＝後枠である「wktkラヂオ学園」の週当たりの放送時間）
そこを踏まえてリアクションを考えた方がいいと思います。
ただ「俺たちはこれだけ『エレうた！』を聴いている、望んでいる」では
リアクションにもアピールにもならない。
特集放送であれば時間も長いし、ボカロファンだけをターゲットにして
好きにやるのも理解が得られやすくていいんじゃないでしょうか。
公開録音であれば、少なくとも目の前にリスナーがいて
きちんと相手にするのは間違いないし。
なんだかんだで定期放送終了自体は残念ではありますが
本来の姿に戻るだけです。民放テレビと違って
深い時間帯の番組がゴールデン進出で失敗したから終了、ではない
このことはNHKの決断を最大限評価してます。
ここからに期待しています。
